空き家を放置した場合のリスクをハウスドゥ京阪くずはが徹底解説!知らないと損する5つの危険とは?

目次
  1. 空き家を放置した場合のリスクを徹底解説!
  2. 1. 空き家は「時間が経つほど損する」資産
  3. 2. 金銭面のリスク:維持費と資産価値のダブル損失
  4. 3. 法務・行政上のリスク:特定空家指定と罰則
  5. 4. 防犯・防災のリスク
  6. 5. 近隣トラブル・社会的信用のリスク
  7. 6. 資産価値の下落と出口戦略の悪化
  8. 7. いますぐできる空き家管理チェックリスト
  9. 8. 放置より得な3つの選択肢(比較表付き)
  10. 9. 枚方市で空き家を放置しないために
  11. 10. まとめ:空き家は「悩むより動く」が最も得

空き家を放置した場合のリスクを徹底解説!

相続した実家や使わなくなった住宅を「そのままにしている」という方は少なくありません。
しかし、空き家は放置するほどさまざまなリスクが増していきます。
税金や修繕費などの金銭的な負担だけでなく、行政指導や防犯・防災の面でも大きなトラブルを引き起こす可能性があるのです。

この記事では、空き家を放置した場合に起こりうるリスクを「お金」「法律」「防犯」「ご近所関係」などの観点から徹底的に解説します。
枚方市・寝屋川市・交野市など、北河内エリアで空き家を所有している方も、ぜひ参考にしてください。

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1. 空き家は「時間が経つほど損する」資産

時間が経つほど損する

空き家は「持っているだけでお金がかかる資産」です。
人が住んでいない家は、建物の劣化が早く、固定資産税などの維持コストもかかります。
また、売却や貸し出しを考えたときには、傷みや汚れが原因で価格が下がることもあります。

特に築30年以上の住宅では、構造材や配管、屋根などが劣化しており、5年、10年と放置すると修繕費や解体費が跳ね上がるケースもあります。
「いつか使う」「将来考える」と放置しているうちに、知らない間に資産価値が大きく減ってしまうのです。

2. 金銭面のリスク:維持費と資産価値のダブル損失

ダブル損失

① 固定資産税・保険料などの負担

空き家を所有している限り、毎年次のような費用が発生します。

費用項目 年間の目安
固定資産税・都市計画税 10〜15万円
火災保険・地震保険 2〜3万円
草刈り・清掃・通風などの管理費 3〜5万円

合計すると年間15〜25万円ほどの維持費がかかる計算です。
5年間放置すると100万円以上、10年では200万円近い出費になります。
それでも資産価値は年々下がるため、「お金を払いながら資産が減る」状態に陥ります。

② 建物の老朽化による修繕・解体費の増加

放置された建物は湿気や雨風によって劣化が進行します。
屋根の破損や外壁のひび割れ、給排水管の老朽化などが進むと、修繕費が数十万〜数百万円に膨らむことも。
最終的に倒壊リスクがある場合は、解体費が発生します。

木造30坪の住宅を解体する場合、相場は100万〜150万円。
放置して建物が傷めば傷むほど費用が増えるため、「売るに売れない家」になってしまいます。

③ 資産価値の下落

不動産の価格は「土地+建物」で構成されますが、築年数が経つほど建物価値は減少します。
放置した家では、建物の価値がゼロどころか「解体コスト分マイナス」と評価されることもあります。
つまり、何もしないことで「土地の評価額」まで引き下げてしまう可能性があるのです。

3. 法務・行政上のリスク:特定空家指定と罰則

特定空家指定と罰則""

① 「特定空家」に指定されるリスク

空き家を放置し、外壁が崩れたり、雑草が生い茂ったりすると、自治体から「特定空家」に指定される可能性があります。
特定空家とは、「倒壊の危険」「衛生上の有害」「景観を損なう」など、周辺住民に悪影響を与える建物のことです。

指定を受けると、まずは「指導」や「勧告」が行われます。
それでも改善されない場合、「命令」や「行政代執行(強制的な解体)」に進み、費用は所有者負担となります。

② 固定資産税が6倍に跳ね上がる可能性

通常、住宅が建っている土地には「住宅用地特例」が適用され、固定資産税が最大6分の1に軽減されています。
しかし、特定空家に指定されるとこの特例が解除され、税額が最大で6倍に上がることがあります。
つまり、今まで年10万円だった固定資産税が60万円になることもあるのです。

③ 相続登記を放置していると売れない

親名義のまま登記を放置していると、そもそも売却や活用ができません。
2024年4月からは「相続登記義務化」が始まり、3年以内に登記しない場合は10万円以下の過料(罰金)が課されることも。
売却のタイミングを逃すだけでなく、法的リスクにもつながります。

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4. 防犯・防災のリスク

防犯・防災のリスク

① 放火・不法侵入・ごみ投棄

誰も住んでいない家は、犯罪者から見ると格好のターゲットです。
特に夜間や人通りの少ない地域では、不法侵入・ごみの不法投棄・放火などの被害が多発しています。
実際、消防庁の統計では「放火原因の約1割が空き家」とされています。

② 倒壊・飛散による損害賠償リスク

劣化した空き家が台風や地震などで倒壊し、隣家や通行人に被害を与えた場合、
所有者が損害賠償責任を負う可能性があります。
瓦や看板の飛散、樹木の倒木でも同様です。
「知らない間に被害を出していた」というケースもあり、日常的な管理が欠かせません。

③ 給排水・配線などの老朽化

長期間使用していない配管や電線はサビや劣化が進み、漏水やショートなどの事故を起こすことがあります。
修繕費だけでなく、近隣住宅への被害が出れば賠償も必要になります。

5. 近隣トラブル・社会的信用のリスク

リスク

空き家は、所有者本人が知らないうちに「ご近所トラブルの原因」になっていることが多いです。
とくに、草木の繁茂や悪臭、害虫の発生は周囲の生活環境に直接影響するため、苦情につながりやすいポイントです。

① 雑草・樹木の越境

庭の雑草や庭木が伸び放題になっていると、隣家に越境してしまうことがあります。
枝が入り込んだり、落ち葉が大量に落ちたりすれば、近隣の迷惑となり、苦情の原因になります。

とくに夏場は雑草の成長が早く、1〜2か月で「ジャングル化」することも珍しくありません。
こうなると、ご近所からのクレームだけでなく、害虫の繁殖リスクも高まります。

② 害虫・害獣の発生

空き家は、ネズミ・ハクビシン・アライグマなどの害獣が住みつきやすい環境です。
また、放置されたゴミや湿気はゴキブリ・ハチ・蚊の発生源になりやすく、近隣全体に迷惑をかけてしまいます。

枚方市や寝屋川市では、空き家に関する害虫駆除の相談が毎年多数寄せられており、地域の大きな課題になっています。

③ 景観悪化による地域評価の低下

見た目が明らかに放置されている空き家は、地域全体のイメージを悪化させます。
周囲の不動産価値に悪影響が出ることもあり、近隣住民から「早くなんとかしてほしい」という声が上がるケースも多いです。

④ 売却時の悪印象につながる

空き家の状態が悪いと、売却の際に買主から「管理がずさん」「修繕費が高くつく」と判断され、価格交渉の材料にされることがあります。
雑草の放置や外壁の汚れは、最初の印象を大きく下げる要因です。

6. 資産価値の下落と出口戦略の悪化

下落

空き家を放置することで最も深刻な影響は、「資産価値そのものが下落する」ことです。
売却や賃貸などの出口戦略が限られ、「売れない空き家」になってしまうケースも珍しくありません。

① 築年数の進行で建物価値が大きく低下

住宅の価値は築年数とともに下がりますが、空き家の場合は劣化スピードがさらに速くなります。
通気されない・水回りを使わない状態が続くため、傷みが通常の2〜3倍の速度で進むと言われています。

築40年を超えると建物価値はほぼゼロ評価となり、土地価格のみが査定対象になります。

② 「土地値以下」になってしまうケースも

建物の状態が悪いと、「解体費込み」で査定され、結果的に土地値より安い価格が提示されることがあります。
とくに腐朽・雨漏り・白アリ被害などがあると買主のリスクが大きく、価格は大幅に下がります。

③ 相続が進むと所有者が増え、売却が困難に

空き家を放置しているうちに、相続人がさらに亡くなったり、再相続が起こると、名義が複雑になり手続きが困難になります。
相続人が10〜20人以上に増えてしまい、「誰がどこに住んでいるか分からない」という状態になるケースも。

こうなると売却までに数年かかり、最悪の場合は裁判所での手続き(共有物分割請求)が必要になります。

自分で家の価値を調べる方法はこちら

7. いますぐできる空き家管理チェックリスト

チェックリスト

空き家を放置せず、最低限の管理を続けるためには、定期的なチェックが必要です。
自分で難しい場合は、不動産会社や専門業者の管理サービスを利用する方法もあります。

【月1回〜季節ごとにやるべき基本管理】

  • 室内の換気・通風(湿気対策)
  • 水道の通水(排水トラブル防止)
  • ポストの確認・不要物処分
  • 雑草除去・庭木剪定
  • 外壁・屋根・雨樋の目視チェック
  • 門扉・窓の施錠確認
  • 防犯カメラやセンサーライトの設置検討

【定期的に見直したいポイント】

  • 火災保険の更新(空き家は補償が限定されることも)
  • シロアリ点検(木造住宅は必須)
  • 隣地との境界確認(越境トラブル防止)

ただし、こうした管理を自分で続けるのは大きな負担です。
遠方に住んでいる場合や高齢の方にとっては、月1回の管理すら難しくなります。

8. 放置より得な3つの選択肢(比較表付き)

放置

空き家を「放置し続ける」ことが最も損をする選択肢です。
ここでは、放置の代わりに検討すべき3つの方法を紹介します。

① 売却(仲介)

最も高く売れる可能性がある方法。
ただし販売期間が1〜3か月ほど必要で、建物状態によってはリフォームが求められることもあります。

② そのまま買取(現況買取)

荷物そのまま・劣化したままでも売れるため、手間が最も少ない方法。
価格は仲介よりやや下がりますが、即現金化でき、空き家問題を早急に解決できます。

③ 活用する(賃貸・駐車場・更地活用など)

立地や土地の形状によっては、賃貸化・駐車場・トランクルームなどの活用も可能。
ただし初期費用と管理の手間が必要です。

【比較表】

選択肢 費用 メリット デメリット
売却(仲介) ほぼなし 高く売れる可能性 時間がかかる
現況買取 なし スピード最速・手間ゼロ 価格はやや低い
活用 初期費用あり 資産を残せる 管理が必要

9. 枚方市で空き家を放置しないために

空き家

枚方市では空き家問題が増加しており、自治体による巡回・助言・勧告も増えています。
特に、老朽化しやすい昭和築の木造住宅が多い地域では、放置によるリスクが深刻です。

ハウスドゥ 京阪くずは店では、査定だけでなく、片付け・解体・相続手続き・買取までワンストップで相談できます。
「どこから手をつければいいかわからない」という方も、まずは現状を確認するところから始めましょう。

10. まとめ:空き家は「悩むより動く」が最も得

空き家を放置することは、
固定資産税の負担・特定空家指定・防犯リスク・近隣トラブル・資産価値の下落
といった大きな損失を招きます。

解決の第一歩は、「売る・買取・活用」のいずれかに方向性を決めること。
早く動くほど損失を最小限に抑えられ、空き家問題の負担から解放されます。

▶ ハウスドゥ 京阪くずは店では、空き家の査定・買取・片付け・相続サポートを無料でご相談いただけます。
「とりあえず相談だけ」でも大歓迎です。
枚方市・寝屋川市・交野市の空き家でお困りの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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